OCN IPv6のポート開放について【まとめ】

この記事はOCNさんのIPv6でのポート開放について紹介します。

先日、店舗さんのルーターを別の光回線ルーターに変更するお仕事をいただき、対応させていただきました。

Posに対してポート開放をする必要があることを後から聞いて、ポート開放ぐらいなら問題なしと思っていたんですが、まさかのOCNでIPv6のIPoE方式だったのです。

そこから2時間で終わる予定の作業が、6時間もかかることになりました…

そのときに対処した方法をまとめましたので、記事にして紹介したいとおもいます。

目次

IPv6とは?

従来、NTTのインターネットを使用する場合、IPv4というPPPoEという通信方式を取っていました。

昔からずっと使われてきた通信方式で、数に限りのあるアドレスというものを使用している為、アドレス枯渇に陥っており、そのため、新しい通信方式のIPv6が出てきました。

どんな違いがあるのか、とても簡単にまとめてみました。

・IPv4・・プロバイダーから支給されるユーザー名とパスワードをルーターに入力してインターネットに繋がる
・IPv6・・NTTルーターの電源入れたら、インターネットに繋がる

すごく、簡単な説明で申し訳ないです。でもそれぐらいしか違いを簡単には説明できなくて…

回線スピードが上がるなんて、当たり前のことですしね。従来の通信方式よりも、遅くなりますが画期的な仕組みなのです!と言っても契約してくれる人は少ないですからね。なので、簡単に違いを説明するとそういうことになります。

IPv6でのポート開放2パターン

ここでは、IPv6のままポート開放を行う方法を2つ紹介します。

それは、

・NTTルーター側の特殊設定で開放
・NTTルーターの下部に新しいルーターを接続し開放

ちなみに、今回の構成は「NTTルーターでIPv6のIPoE方式でのネット接続」にて説明をしていきます。

8888/t/でアクセスする

これ、NTTルーター側が対応しているかによっても変わってきます。

たしか「500番台以上であれば大丈夫」と調べたら書かれていましたので、参考にしてもらえればと思います。

インターネットエクスプローラーを立ち上げていただき、下記のアドレスを入力してください。
※クロームでもアクセスできたと思いますが、できたらインターネットエクスプローラーでお願いします

・http://192.168.1.1:8888/t/
・http://ntt.setup:8888/t/

すると、以下の図のような場所に入ることが出来ます。

このページの左上「IPoE IPv4設定」をクリックすると、ポート開放の設定画面に入ることができます。

静的IPマスカレードをクリックして、No,1の編集をクリックすると上記のような画面になりますので、開放したいポート番号とIPアドレスを入力してもらえると作業完了です。

ただ、注意してもらいたいのは、ポートは好きな番号を選択することはできません。

あらかじめ、決められたポート番号しか開放できませんので、ご注意ください。

別のルーターをNTTルーターの下部に設置する

簡単に説明すると、新しいルーターを購入してきて、そのルーターでポート開放を行うということです。

そのときに注意点が2つあります。

・NTTの「LAN口」から、新ルーターの「インターネット口」にLANケーブルを接続させる
・OCNのユーザー名・パスワードが必要になる

うん?ルーターが2つ?と思った方にもう少し詳しく説明すると

NTTルーター側:IPv6のIPoE方式で通信を行う
新ルーター側:IPv4のPPPoE方式で通信を行う

これを行うことによって、新ルーターでポート開放作業ができるようになるのです。

ただ、大事なことは、IPv4で通信するためのユーザー名・パスワードが手元に必要ということです。

OCN問合せ先

さて、ここでは、OCNさんにIPv4通信をするためのユーザー名・パスワードを教えてもらうための連絡先情報を以下に記載しておきます。

もし「Nから始まるお客様番号」をお持ちの方は少し時間の短縮につながりますので、手元に準備してから電話してみてください。ちなみに、お客様番号が分からない方でも大丈夫です。

お客様センターに関しては、Nから始まるお客様番号やユーザー名、パスワードを確認するときに連絡します。

お客様センター連絡先:0120-506-506

カスタマーセンターでIPv4に戻してもらう

ちなみに、最悪IPv6通信方式からIPv4の通信方式に変更してもらうことができます。

その場合は、カスタマーセンターに連絡してその旨を伝えてください。

カスタマーセンター:0120-047-860

だいたい、30分ぐらいしてからNTTルーターを再起動すると「PPP」が点灯するようになります。

すると、IPv4の通信方式に変更となっていますので、従来通りNTTルーター側で自由にポートを開放することができます。

これは、IPv6通信は今後できなくなることになりますので、自分に合った選択を選ばれることをお勧めします。

あとがき

今回はOCNさんのIPv6方式でのポート開放について紹介しました。

この記事を読んで、「自分の契約はどうなんだろう?」と思われた方は、OCNさんのページで接続環境確認が出来ますので、一度確認してみてください。

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では、また新しい情報が入ったら記事も更新していきますので、よろしくお願いします。

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